落語ファンのみならず世間一般に大きな衝撃を与えたのが、1985年に表面化した野球賭博関与疑惑でした。当時、プロ野球の勝敗を対象とした違法賭博ルートが警察の捜査対象となり、複数の著名人やプロ野球関係者、芸能人の名前が浮上。その渦中にいたのが、当時お茶の間の人気者だった桂きん枝でした。
捜査の手が伸びたことで警察からの事情聴取を受け、賭博への関与が報じられると事態は急速に悪化。所属事務所の吉本興業は厳しい姿勢を打ち出し、無期限謹慎処分を下しました。テレビ各局も即座に対応に追われ、出演中だったすべてのレギュラー番組からの降板が決定。連日ワイドショーで大々的に報道され、タレント生命の危機に直面することとなりました。