鞘師里保とSU-METAL(中元すず香)の接点を語る上で避けて通れないのが、名門「アクターズスクール広島(ASH)」での幼少期です。ふたりは共に小学生時代から同校でレッスンに励み、当時から学内トップクラスの歌唱力・ダンススキルを誇る「天才少女」として知られていました。
発表会で同じステージに立ち、時にユニットを組み、時に互いを刺激し合うライバルとして切磋琢磨したふたりは、中元がさくら学院(後のBABYMETAL)、鞘師がモーニング娘。9期メンバーとしてそれぞれ東京のメジャーシーンへ羽ばたいたことで、一時的に道を分かつことになります。しかし、互いの存在は常に意識の片隅にあり続けました。
広島のステージから約10年の歳月を経て、世界を舞台にするBABYMETALのセンターとサイドダンサーとして奇跡の再会を果たした瞬間は、古くからのファンにとって鳥肌の立つようなドラマでした。公のインタビュー等でも語られている通り、言葉を交わさずとも身体の重心やリズムの呼吸だけでシンクロできる感覚は、ASH時代に叩き込まれた共通の身体感覚と、互いへの絶対的なリスペクトがあったからこそ成し得た職人技でした。