コウノドリと神奈川県立こども医療センターの真相!ロケ地と監修の裏側

コウノドリと神奈川県立こども医療センターの真相!ロケ地と監修の裏側

コウノドリと神奈川県立こども医療センターの真相!ロケ地と監修の裏側を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。

ドラマや原作漫画における「病院のモデル」と「医師のモデル」には、周産期医療の東西の巨頭が深く関わっています。この構造を整理すると、作品が持っていた圧倒的な説得力の源泉が明確に見えてきます。

まず、主人公・鴻鳥サクラの直接のモデルとなったのは、大阪府のりんくう総合医療センターで周産期センター長などを歴任した産婦人科医であり、ジャズピアニストとしても活躍する荻田和秀医師です。原作者の鈴ノ木ユウ氏が荻田医師と出会い、「昼は過酷なお産に立ち向かい、夜はピアノを弾く医師がいる」という事実に衝撃を受けたことから物語が胎動しました。

一方で、ドラマ化において新生児医療(NICU・GCU)のリアリティを徹底的に引き上げたのが、神奈川県立こども医療センター新生児科の医師団です。大森南朋さんが演じた今橋貴之新生児科部長、そして坂口健太郎さんが演じた若き新生児科医・白川領の立ち振る舞いや医療的葛藤は、同センター新生児科部長(現・周産期医療センター長代理兼務)の豊島勝昭医師らの日々の臨床が色濃く投影されています。

ドラマのクレジットに並ぶ「医療監修」の文字は、単なる台本の誤字チェックではありませんでした。病名、点滴の滴下速度、超低出生体重児の蘇生プロトコル、人工呼吸器の設定アラーム音に至るまで、豊島医師を中心とする神奈川県立こども医療センターのチームが毎話ごとに立ち会い、徹底的なリアリズムを担保したのです。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。