曽木の滝を語る上で避けて通れないのが、2021年7月に発生した記録的集中豪雨による岩盤崩落です。激しい水圧と地盤の緩みによって滝の一部岩盤が崩れ落ち、滝を間近で見下ろす観瀑台や遊歩道の一部に立ち入り規制が敷かれました。ネット上では「立ち入り禁止で滝が見られないのではないか」「景観が台無しになったのでは」といった不安の声が散見されます。
伊佐市および鹿児島県の土木担当部署が発表している進捗状況によると、2026年現在、滝周辺の地盤調査と治山工事、安全防護柵の再整備は段階的に完了し、メインとなる安全な展望デッキから滝の全貌を一望できるよう整備されています。崩落した岩盤の一部は激流に洗われながら自然の荒々しさを際立たせる新たな景観要素となっており、地元観光関係者への取材でも「崩落前の姿とは一部岩盤の配置が変わったものの、自然の驚異を肌で感じるダイナミズムは今なお健在であり、安全対策を遵守していれば問題なく観覧を楽しめる」との証言が得られています。