福島県浜通り北部に位置する浪江町。2020年8月にプレオープンし、2021年3月にグランドオープンを果たした「道の駅なみえ」は、開館以来右肩上がりの来場者数を記録し続けています。震災前の賑わいを取り戻すための復興シンボルという文脈を持ちながらも、来訪者の動機は「応援消費」だけに留まりません。純粋な観光地・レジャー施設としてのエンターテインメント性とクオリティの高さが、リピーターを生み出す最大の原動力です。
施設内には、極太麺が特徴の「なみえ焼そば」を提供するフードコート、請戸(うけど)漁港に水揚げされた新鮮な「常磐もの」を提供する海鮮食堂、300年の伝統を誇る国指定伝統的工芸品「大堀相馬焼」のギャラリー、さらには生活雑貨大手「無印良品」の出店まで、多彩なコンテンツが融合しています。行政主導のハコモノにありがちな単調さを完全に排除し、地域の歴史・伝統工芸・最先端のキャラクターコラボレーションが有機的に結びついたハイブリッド型の地域活性化モデルがここに完成しています。