結婚式や各種慶事において、複数名でひとつのご祝儀袋を贈る「連名」には厳格な序列ルールが存在します。ここを誤ると目上の人への非礼となるため注意が必要です。
夫婦で出席する場合の書き方
夫婦で披露宴に招かれた場合は、中央に夫の氏名(フルネーム)を書き、その左隣に妻の名前のみを並べて書きます。姓は夫の文字の上に1つだけ配置する形が一般的です。近年では妻のフルネームを並記するケースも増えていますが、中央を夫とする基本バランスは変わりません。
職場・友人グループでの連名(2名〜3名)
職場の同僚や友人で連名にする場合、3名までなら表書きに全員の名前を並べて記載できます。役職や年齢に差がある場合は、右側から「上位者(年長者)」順に氏名を書き、左に向かって並べます。同等の立場であれば、右から五十音順で配置するのがスマートです。
4名以上の場合(「他一同」と別紙の活用)
4名以上でご祝儀をまとめる場合、表書きに全員の名前を書くと窮屈になり見栄えが悪くなります。この場合は、代表者の氏名を中央に書き、その左下に「他一同」または「〇〇部一同」と添えます。その上で、奉書紙や無地の和紙に全員の「氏名・住所・包んだ金額」を明記した別紙を作成し、中袋の中に同封します。
結婚式場の受付スタッフや幹事経験者の証言によると、「中袋の裏に誰の分か書かれておらず、後から総額と名簿が一致しなくて新郎新婦が困惑していた」というトラブルが頻発しています。連名時ほど、中袋や同封紙の記載を徹底することが不可欠です。