安住氏が結婚を発表した際、世間を驚かせた要素の一つが12歳という年齢差(ひと回り)でした。しかし、この年齢差は二人の力関係に偏りをもたらすものではなく、むしろ互いに精神的な自立を確立していたからこそ機能した関係性といえます。
長年、TBSの看板として朝の帯番組や特番を何本も背負い、睡眠時間を削ってアナウンス技術と番組制作に心血を注いできた安住氏は、業界屈指のこだわり派であり、「他人が自宅の冷蔵庫を開けることすらストレスに感じる」と公言するほどの潔癖さを持っていました。そんな彼がなぜ、50歳というタイミングで独身貴族を卒業したのでしょうか。
第一の理由は、TBS役員待遇への昇進や早朝帯番組『THE TIME,』の立ち上げ・定着を経て、仕事人としての責任を一定の段階まで果たしたという内面的な区切りです。そして第二の理由は、パートナーである西島さんが家庭に入り、過度な干渉をせず安住氏のストイックな生活リズムを尊重できる「程よい距離感」を提供できる人物だった点にあります。