事件が起きたのは、2006年12月31日に放送された『第57回NHK紅白歌合戦』でした。その年、デビュー曲『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士』が社会現象的なメガヒットを記録していたDJ OZMAは、白組の有力な起爆剤として初出場を果たしました。クラブカルチャーを大衆ポップスへと昇華させたノリの良さとお祭り騒ぎの空気感は、停滞気味だった紅白に新たな風を吹き込むと期待されていたのです。
ところが、生放送のステージが中盤に差し掛かった瞬間、事件は勃発しました。ステージ上の女性バックダンサー陣および男性パフォーマーたちが身にまとっていたガウンを一斉に脱ぎ去ると、そこには衣服を一切身につけていないかのような生々しい裸体が現れました。胸元やビキニライン、さらには男性器を模したプリントまでもが精密に再現されたDJ OZMA 紅白 ボディスーツだったのです。
当時のブラウン管テレビの解像度やカメラワークも相まって、視聴者にはDJ OZMA 紅白 全裸に見える衣装が「完全なストリーキング行為」にしか見えませんでした。会場のNHKホールは異様な歓声とどよめきに包まれ、家族団らんの食卓を囲んでいた全国の視聴者は言葉を失うこととなりました。