華々しい挙式と披露宴から約1年半後の2005年、二人は突然の離婚を発表する。世間のショックは大きく、ワイドショーや週刊誌は連日のようにその原因を推測し続けた。多忙を極める経営者の日常と、表現者として過酷な現場に身を置く女優の生活。すれ違いや価値観のギャップなど、様々な噂が飛び交った。
だが本質的に言えば、当時の二人はあまりにも巨大な「時代の期待と偏見」を背負わされていたと言える。新興IT企業の急拡大という渦中にあった藤田氏と、自らのキャリアを模索していた奥菜氏。過熱するパパラッチ文化の中でプライベートを切り売りされるプレッシャーは、当事者にしか理解し得ない苛烈なものだったはずだ。