ここで注意しなければならないのは、表面的な真似が引き起こす健康被害だ。産後の腹部トラブルとして近年認知が高まっているのが腹直筋剥離である。これは、拡大した子宮によって腹直筋の中心にある白線が引き伸ばされ、左右の筋肉が分離してしまう現象だ。
この状態のまま焦って従来の腹筋運動を行うと、症状が悪化してお腹が逆に突き出たり、重度の腰痛を引き起こしたりする。一般社団法人日本助産師会も、産後すぐの無理な高強度運動には強い懸念を示しており、時期に応じた適切な段階的ケアを推奨している。芸能人の真似をして自己流で追い込むことは、母体にとって非常にリスクが高い。