高度な医療技術が現場に導入される一方で、個人情報の保護やAI診断における説明責任、さらには訪問診療時における意思決定の支援など、法的な課題も急速に複雑化している。ここで威力を発揮するのが、総合大学ならではの異分野融合だ。
法学部の教員と歯学部の臨床医がタッグを組み、学生を巻き込んだ模擬裁判やリーガルチェックのワークショップが日常的に行われている。医療過誤を防ぐリスクマネジメントにとどまらず、高齢者の権利を守りながらいかに最新医療を適用するかという実務的な知見は、卒業生が現場に出た際の強力な武器となっている。