大人向けカプセルトイのマーケットは、今やかつてない規模へ成長を遂げた。かつては駅の隅やスーパーの店頭にひっそりと置かれていた自販機が、現在では数百台が壮観に並ぶ巨大専門店としてターミナル駅や商業施設を席巻している。この急速な市場拡大に伴い、カプセルトイ産業全体の社会的認知度も格段に高まった。
業界の第一線で潮流を見つめ続けてきた一般社団法人日本ガチャガチャ協会の会長・志水伸也氏は、単なるブームを超えた文化としての定着を指摘する。カプセルを開ける直前のあの高揚感、何が出るかわからないワクワク感。それを「買う」側から「作る」側へと転換させるDIYのムーブメントは、ファンにとって必然の進化だったと言えるだろう。