公判中から世間を騒然とさせたのは、彼女の際立った言動と、拘置所内における規格外の生活スタイルでした。木嶋佳苗は、裁判傍聴記や週刊新潮に寄せた獄中手記を通じて、自身の性愛観や贅沢な生活への執着を赤裸々に開示し続けました。
支援者からの多額の現金差し入れによって、拘置所の売店で許される最大限の購入枠を使い切り、高級クッキーや輸入菓子、ブランド物の衣類、さらにはフランス料理のレシピ本などを独居房へ次々と持ち込みました。「自分は美しく、男性から愛され、庇護される価値がある」という絶対的な特権意識は、塀の中に収容されても何ひとつ摩耗していません。
当時の特番インタビューや手記において彼女が記した「男性を喜ばせることは、私にとって至極自然な営みであり、対価を得るのは当然の礼儀」といった言葉には、常人には理解しがたい自己愛と冷徹さが凝縮されています。公の場で見せた表情の端々、あるいは傍聴席の記者たちを一瞥する際のふてぶてしい視線は、反省や後悔とは完全に無縁な精神構造を如実に示していました。