『SPY×FAMILY』の最大の魅力といえば、アーニャ独特の愛らしい幼児語やユニークなセリフ回しです。これらは韓国版のローカライズにおいてどのように翻訳され、現地の視聴者に届けられたのでしょうか。
代表的な名シーンであるアーニャ ピーナッツが好き 韓国語の訳は、「아냐 땅콩 좋아(アニャ タンコン チョア)」と表現されています。「땅콩(タンコン)」がピーナッツ・落花生を指し、「좋아(チョア)」が「好き」を意味します。原作が持つ「アーニャ、ぴーなつがすき」という舌足らずで自分の名前を三人称で呼ぶ愛らしさが、韓国語の口語表現にもそのまま落とし込まれています。
その他のスパイファミリー 韓国版 セリフについても、現地の翻訳陣による卓越した言語感覚が光っています。アーニャの代名詞である「わくわく!」は韓国語で「두근두근(トゥグントゥグン/ドキドキ)」や「신난다(シンナンダ/楽しい・テンションが上がる)」とシチュエーションに応じて巧みに使い分けられ、ロイドに対する「ちち」は「아빠(アッパ/パパ)」、ヨルに対する「はは」は「엄마(オンマ/ママ)」と訳されつつ、どこか幼くぎこちないニュアンスが見事に再現されています。