物理メディアの衰退に伴い、こうしたクラシック作品の命運はデジタルコンテンツ配信業界の動向に大きく委ねられることとなった。長年にわたりアーカイブの守り手となってきたのは、DMM.com傘下のFANZAに代表される専門プラットフォームである。手軽なストリーミングやダウンロード販売によって、かつてのプレミアソフトは手元へと引き戻された。
一方で、近年ではU-NEXTなどの総合エンターテインメントVODが、日本独自のアニメ史・サブカルチャー史の重要資料として過去の傑作アーカイブを包括的に取り込みつつある。マニア向けの聖域に閉じ込められていた作品が、映画や一般ドラマと同じ土俵でアクセス可能になりつつある現状は、カルチャーの連続性を保つ上でも極めて重要な転換点と言えるだろう。