日本のストリートカルチャー史において、彼女が巻き起こした「ネオギャル」現象は特筆すべき転換点だった。従来のギャルカルチャーが持っていた爆発的なエネルギーと、海外のグランジやモード、ストリートの要素を巧みにミックス。紫やピンクのヘアカラー、大胆なシルエットのスタイリングは、瞬く間にアジア全域のユース層を熱狂させた。
当時、彼女が手掛けたFIG&VIPERは、低迷が囁かれていたアパレル産業において異例の熱狂を生み出した。自身がアイコンとなり、自らの感性をダイレクトにプロダクトへ落とし込む手法は、現在のアパレルにおけるインフルエンサーマーケティングの原型を作ったと言っても過言ではない。トレンドを追うのではなく、自らがトレンドの震源地になるという姿勢は、当時から一貫している。