黒染めをしてから数週間が経過すると、「黒が落ちて汚い赤茶色になってきた」という悩みに直面する人が急増します。これは、黒染め剤に含まれる青色色素が分子構造上小さいため先に流出し、分子の大きい赤色・橙色色素だけが髪内部に残存するために発生する現象です。
市販黒染めの色落ちによる赤みを防ぐためには、染毛直後からのアフターケアが決定的な差を生みます。
第一に、染毛後48時間はアミノ酸系やベタイン系の低刺激・弱酸性シャンプーを使用することです。市販の高級アルコール系シャンプー(ラウレス硫酸Naなどが主成分のもの)は洗浄力が強すぎるため、キューティクルを開かせて染料の流出を加速させます。第二に、週に2〜3回、アッシュ系やブルー系・シルバー系のカラーシャンプー(またはカラートリートメント)を取り入れ、退色していく青み色素を微量ずつ補給することで、赤みの浮き上がりを中和してクールなダークトーンを長持ちさせることができます。
さらに、毎日のドライヤー前には熱保護効果の高いアウトバストリートメントを使用し、紫外線による色素破壊を防ぐUVスプレーを併用することが、赤みのない美しい髪色をキープする秘訣です。