Q1:インフルエンザ治癒後、咳だけが残っている状態は周囲へ感染しますか?
A1:発症から5〜7日が経過し、解熱後2日(幼児は3日)が経過していれば、体内のインフルエンザウイルスは死滅または排出限界を下回っているため、他者へウイルスを感染させる可能性は極めて低いです。ただし、咳エチケットとしてのマスク着用は、自らの気道粘膜を加湿・保護する観点からも強く推奨されます。
Q2:咳が激しすぎて胸やあばら骨のあたりが痛むのですが大丈夫でしょうか?
A2:長引く強い咳発作によって肋間筋(胸まわりの筋肉)の筋膜炎を起こしているか、場合によっては「肋骨骨折(疲労骨折)」を発症しているリスクがあります。呼吸時や身体をひねった際に鋭い痛みが走る場合は、整形外科または呼吸器内科を受診して胸部レントゲン撮影等による検査を受けてください。
Q3:インフルエンザ後の咳に漢方薬は効果がありますか?
A3:体質や咳の性状に合致した処方であれば高い効果が期待できます。喉の乾燥やイガイガ感を伴う空咳には気道を潤す「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」、痰が切れにくく咳き込む症状には「清肺湯(せいはいとう)」や「五虎湯(ごことう)」などが臨床で頻用されます。体質判断を含め、医師や薬剤師への相談をおすすめします。
Q4:インフルエンザから咳喘息に移行した場合、一生治らないのでしょうか?
A4:咳喘息は適切な吸入ステロイド治療を一定期間継続することで、多くの場合症状を完全にコントロール(寛解)させることが可能です。自己判断で薬を途中でやめず、医師の指示通りに気道炎症を十分に鎮静化させることが、本格的な気管支喘息への移行を防ぐ決定打となります。