B型肝炎とC型肝炎どちらが怖い?完治率や進行リスクの決定的違いに関する疑問を徹底的にまとめました。最新データをチェックしましょう。
2つの肝炎ウイルスは、原因となるウイルスの構造、感染力、体液を介した広がり方、そして病態の進行スピードに至るまで多くの相違点があります。公式発表資料や日本肝臓学会の診療ガイドラインを基に、その重要項目を一覧表で比較・検証します。
比較項目B型肝炎(HBV)C型肝炎(HCV)専門記者の視点・警戒ポイントウイルスの種類DNAウイルス(遺伝子に強固に定着)RNAウイルス(変異しやすいが排除可能)B型は核内へ侵入するため根絶が難しい感染力・主な経路極めて強い(血液・体液・性交渉・母子感染)中程度(主に血液を介した濃厚接触)HBVはわずかな体液接触でも感染が成立する急性期の重症化劇症肝炎リスクあり(発症率1〜2%)急性期はほぼ無症状、劇症化は極めて稀B型の急性発症は急速に命に関わる危険がある慢性化の確率成人感染で約10%(遺伝子型Aは高率)感染者の約70%が高率に慢性化C型は気づかないうちに慢性化する罠がある最新の完治率完全治癒(HBs抗原消失)は年1〜2%未満飲み薬で95%〜99%以上がウイルス排除治療の手応えはC型が圧倒的に優位がん化へのプロセス肝炎から肝硬変を経ずに発がんする例あり慢性肝炎→肝硬変→肝がんと段階的に進行B型は線維化が進んでいなくても発がん警戒が必要ワクチン予防接種あり(公費定期接種・任意接種で確実な予防)なし(ウイルスの変異が早く開発困難)B型は事前に打てば100%近く防げる強みがある