ピクトグラムとは?アイコンとの違いや非常口の歴史・最新事例を解説

ピクトグラムとは?アイコンとの違いや非常口の歴史・最新事例を解説

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ピクトグラム(Pictogram)とは、何らかの情報や概念、指示を文字を使わずに単純化された絵柄だけで伝達する視覚記号(案内用図記号)を指します。語源はラテン語で「描かれたもの」を意味する「Pictus」と、ギリシャ語で「文字・書かれたもの」を意味する「Gramma」の複合語です。国際的な案内板や安全標識など、言語や識字率の壁を越えて誰にでも一目で理解できるように設計されています。

混同されやすい言葉に「アイコン」「ロゴ」「ピクトサイン」がありますが、それぞれが果たす機能と設計思想には明確な境界線が存在します。

  • ピクトグラム:公共空間や案内誘導で使われ、不特定多数に対して「場所・状態・禁止事項」などの客観的事実を直感的に伝達する記号。装飾性を極力排し、普遍的な認識性を最優先する。
  • アイコン(Icon):PCやスマートフォンの画面など、主にデジタルUI上で「機能やアプリ、操作」を象徴的に表したもの。ゴミ箱マークやフォルダアイコンのように、クリック・タップなどの行動対象を示す役割が強い。
  • ロゴ(Logo / ロゴマーク):企業やブランドの理念、世界観、独自性を表現し、他者と差別化するための象徴。普遍性よりも「独自性(アイデンティティ)」が最優先される。
  • ピクトサイン:建築や空間設計の現場で使われる実務用語。ピクトグラムを用いて制作された物理的な案内板や誘導表示プレートそのものを指すことが多い。
区分主な目的・機能デザインで最優先される要素主な使用環境・媒体ピクトグラム国籍や言語を問わず、情報を誤解なく瞬時に伝達する普遍的な視認性・単純化・共通理解駅、空港、商業施設、道路標識、公共空間アイコン操作対象や機能の役割を画面上で直感的に想起させる機能連想性・UI全体とのトーンの一致WEBサイト、アプリUI、操作パネル、OSロゴ(ロゴマーク)組織やサービスの思想・個性を表し、認知と愛着を生む独自性(差別化)・象徴性・記憶定着性名刺、看板、商品パッケージ、コーポレート媒体ピクトサイン空間内で人流を誘導し、施設設備の位置を物理的に指し示す空間調和・耐候性・遠距離からの視認性ビル内案内板、トイレ扉、フロアマップ、誘導灯
中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。