街を走り抜ける消防車がどのような事態に対処しようとしているのかは、サイレンの音を聞き分けるだけでもおおよその推測が可能だ。消防車が「ウー・ウー」という重低音に加えて「カン・カン・カン」という警鐘音を鳴らしている場合は、建物火災や危険物火災への出動を意味している。炎や煙が目視できない段階であっても、この音が出ている際は大がかりな消火活動が想定されている。
一方で、警鐘音がなく「ウー・ウー」というサイレンのみを響かせて走る消防車は、救助活動や交通事故への対応、あるいは救急隊支援(PA連携)の可能性が高い。呼吸停止などの重篤な患者への処置を支援するため、救急車と同時に消防車が駆けつけるケースが増えている。音のパターンを理解しておくだけでも、過度な不安を和らげ、適切な警戒レベルを保つ助けとなる。