春の訪れとともに園内を彩るのが、3000本の桜と50万球のチューリップによる世界的な名物コラボレーションだ。2026年は例年以上に気候の見極めが冴え渡り、早咲きから遅咲きへのグラデーションが完璧な計算のもとに配置されている。ピンクの桜の天井と、足元を埋め尽くす赤や黄、パステルのカーペット。そのコントラストは、目の覚めるような視覚的インパクトを放つ。
園内を歩いていると、ふと立ち止まらずにはいられないポイントがいくつも現れる。とりわけクリスタルパレス周辺の回廊では、今年新調された高さの異なるレイヤード花壇が立体感を演出し、どこを切り取っても絵葉書のようなフレームが完成する。訪れた人々が思わず息をのむ瞬間が、ここには何度もある。