では、「マツダ車は恥ずかしい」という噂は今も真実なのだろうか。結論から言えば、それは完全に過去の遺物と化した妄想に過ぎない。
現在のマツダに、かつてのような無謀な値引き販売の面影はない。販売店網を刷新し、黒を基調とした洗練された「新世代店舗」を展開。車両価格に見合う、あるいはそれ以上の仕立ての良さを武器に、ブランド価値を高める「正価販売」を徹底している。残価率(リセールバリュー)も同業他社の水準を大きく上回るモデルが続出し、中古車市場での暴落神話はとうに崩壊した。
世間の評価も一変した。単なる移動手段ではなく、美意識を持つ人間が自己表現として選ぶ車。欧州プレミアムブランドのオーナーがセカンドカーや乗り換え先として指名買いするケースが日常茶飯事となっている。実態を見れば、恥ずかしがる要素などどこにも見当たらない。