なぜテニス肘は湿布で治らないのか?専門医が語る根本改善と最新ケア

なぜテニス肘は湿布で治らないのか?専門医が語る根本改善と最新ケア

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「そのうち治る」という過信が、最も重篤な慢性化を招きます。手首や指を動かす筋肉は肘の外側に束ねられて付着しており、日々の小さな負荷が蓄積することで徐々に耐久限界を迎えます。まずは自身の腕の状態を把握するために、臨床現場で用いられる代表的なテストを試してみましょう。

手軽に確認できるテニス肘初期症状セルフチェックとして有効なのが、以下の3つの徒手検査です。

1つ目は「トムセンテスト」です。肘をまっすぐ伸ばした状態で手首を上に反らし、反対の手で上から押さえつけて抵抗をかけます。このときに肘外側に鋭い痛みが走る場合、陽性と判定されます。
2つ目は「チェアテスト」です。肘を伸ばしたまま手の甲を上にして椅子やペットボトル(500ml〜1L程度)を持ち上げた際、肘に痛みが響くかどうかを確認します。
3つ目は「中指伸展テスト」です。肘を伸ばし、中指の第二関節あたりを上から押さえられた状態で、中指を天井に向けて持ち上げようと力を入れます。指を伸ばす総指伸筋の腱が痛んでいれば、肘に局所的な激痛が生じます。

「放っておけば自然に治るのか」という疑問に対し、一般的な医学データにおけるテニス肘自然治癒期間はおよそ半年から1年とされています。しかし、この「自然治癒」という言葉には注意が必要です。腕を完全に使わない生活を1年間送ることは現実的に不可能であり、実際には代償動作によって肩や首に負担が波及したり、腱組織が瘢痕化(はんこんか)して硬く脆くなったりするケースが目立ちます。痛みが現れてから2〜3週間以上経過しても変化がない場合は、自然治癒を待つ猶予期間を過ぎていると判断すべきです。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。