日々の家事現場において、ほうれん草とじゃがいものコンビは「作り置き」や「離乳食」の現場でも絶大な信頼を獲得しています。料理の現場目線から導き出された、失敗を防ぐ実践テクニックをまとめました。
お弁当・作り置きおかずとしての注意点とコツ
じゃがいもは水分が多く、冷凍するとデンプン構造が破壊されてスポンジ状にスカスカになりやすい食材です。そのため、お弁当用の作り置きは冷蔵保存で2〜3日以内に食べ切るのがベストです。水分が出ると傷みやすくなるため、炒め物の仕上げに「かつお節」やすりごまを少量和えて余分な水分を吸わせると、汁漏れを防ぎつつ旨味も倍増します。
離乳食後期(9〜11ヶ月)〜完了期(12〜18ヶ月)の簡単マッシュ
離乳食の進め方において、ほうれん草の葉先と柔らかく煮たじゃがいもは鉄板の組み合わせです。ほうれん草はアクの強い茎を避け、葉先の柔らかい部分をしっかり茹でて細かく刻みます。茹でたじゃがいもと合わせてスプーンの背で潰し、少量の粉ミルクや野菜出汁でのばせば、後期向けの栄養満点ペーストになります。完了期には、小さく角切りにしたじゃがいもとほうれん草に少量の片栗粉と粉チーズを混ぜてフライパンで焼く「手づかみおやき」にすると、手づかみ食べの練習に非常に重宝します。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
どんなに優れた食材の組み合わせであっても、体質や調理環境によって最適な向き合い方は異なります。
【積極的に取り入れるべき人】
・貧血気味で鉄分を手軽に補給したい方(ビタミンCとの同時摂取で吸収率向上)
・野菜嫌いの子供に緑黄色野菜を食べさせたい家庭(じゃがいもの甘みとチーズの風味でマスキング可能)
・15分以内で夕食の主菜・副菜を整えたい共働き・子育て世帯
【調理法に注意・工夫が必要な人】
・尿路結石の既往歴がある方(ほうれん草は必ず多めの湯で下茹でし、シュウ酸を徹底的に茹でこぼす)
・糖質制限中の方(じゃがいもは糖質が比較的高いため、主食の量を調整するかほうれん草の比率を増やす)
・長期冷凍保存用の作り置きをメインにしたい方(冷凍する場合はポタージュ状にするか、マッシュして完全に潰す工夫が必要)