筋を痛めた時の治し方|冷やす温めるの正解と悪化を防ぐ初期対応

筋を痛めた時の治し方|冷やす温めるの正解と悪化を防ぐ初期対応

今注目を集めている 筋を痛めた時の治し方|冷やす温めるの正解と悪化を防ぐ初期対応について、主要な情報をご紹介しています。

医療現場の整形外科医や理学療法士が口を揃えて指摘するのが、「患者自らが良かれと思って行った自己流ケアが、病態を悪化させていた」という皮肉な現実です。ネット上の体験談や知恵袋などでも、誤った処置による悪化報告が後を絶ちません。受傷直後に避けるべき代表的なNG行動を検証します。

最も危険なのが、痛めた直後に行う無理なストレッチです。「硬くなった筋肉を伸ばせば痛みが取れる」という思い込みから、痛む箇所をグイグイと引き伸ばす人が多く見受けられます。しかし、受傷直後の筋線維は裂けかけたロープと同じ状態です。そこへ物理的な牽引力を加えれば、傷口をさらに押し広げて出血を増大させるのは火を見るより明らかです。ストレッチが有効なのは、組織の炎症が完全に沈静化し、瘢痕化した組織の柔軟性を取り戻す「リハビリ期」に入ってからに他なりません。

次いで多い失敗が、受傷当日の長風呂やサウナ、患部への強いマッサージです。「血行を良くすれば早く治る」という発想は慢性コリに対するアプローチであり、急性期の外傷に行えば火に油を注ぐ結果となります。入浴によって体温が上昇すると、血管拡張に伴い患部への血流が跳ね上がり、就寝時に激しい拍動痛(ズキズキとした痛み)に襲われる原因となります。受傷後最低2日間はシャワー浴程度に留め、飲酒も控えるのが回復への鉄則です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。