SNSや医療相談コミュニティでは、「近所の整形外科で湿布と牽引治療を出されたが全く良くならず、1年後に神経内科へ行ったら難病だった」という切実な体験談が後を絶ちません。首下がり症候群は専門医の間でも診断が分かれやすい領域です。
適切な医療機関へ最短で辿り着くためには、以下のリサーチ基準を持つことが重要です。
- 日本神経学会専門医または日本脊椎脊髄病学会指導医が在籍しているか
- 大学病院や地域基幹病院の「脊椎センター」または「脳神経内科」と連携があるか
- 理学療法士によるマンツーマンの運動器・脳血管リハビリテーション設備が整っているか
【プロの結論】放置してはいけない受診判断のチェックポイント
「年のせいだから仕方がない」「背中が曲がってきただけ」と家族が軽視し、本人が家に閉じこもってしまうケースが極めて多く見られます。首が下がると視界が地面だけになり、精神的な抑うつ状態に陥ったり、誤嚥性肺炎のリスクが跳ね上がったりします。
以下の条件に1つでも当てはまる場合は、先延ばしにせず直ちに専門医療機関の紹介状を求めてください。
- 【即座に受診すべき人】:仰向けになると首が戻る人/手足の動かしにくさや喋りにくさを伴う人/食事中にむせることが増えた人/歩行が不安定で転倒歴がある人
- 【経過観察に注意が必要な人】:明らかな外傷後から首が下がり始めた人/パーキンソン病の投薬治療中で急激に前傾姿勢が強まった人