ネット上の情報やSNSでは、血圧対策に関する危険な誤解が散見されます。正しい知識を持たないまま自己流のケアを続けると、思わぬ健康被害を招く恐れがあります。
誤解1:「上の血圧が120なら、下が95でも問題ない」は危険
「上が正常値なら危険はない」という思い込みは医学的に完全な誤りです。最低血圧が90mmHg以上の状態が長く続くと、末梢血管には常に高い圧力がかかり続け、血管内皮障害が静かに進行します。結果として心臓肥大や腎硬化症、将来的な脳梗塞のリスクを確実に高めるため、軽視は禁物です。
誤解2:「首の人迎ツボを強く指圧すればすぐ下がる」の落とし穴
首にある「人迎」は血圧受容器(頸動脈洞)の近傍にあるため降圧作用が高い反面、強く押しすぎたり両側を同時に圧迫したりすると、脳貧血や急激な徐脈、失神を引き起こすリスクがあります。人迎のケアはプロの鍼灸師に任せるか、セルフで行う場合は極めてソフトなタッチに留める必要があります。