スポーツの歴史を振り返れば、オリンピックの2年前に行われる国際大会の覇者が、そのまま本番の金メダルへと駆け上がるケースは決して少なくない。2028年のロサンゼルス五輪を目指すトップスイマーたちにとって、今大会は単なる通過点ではなく、勢力図を決定づける最重要拠点なのだ。
ここで世界のトップに立つことは、ライバルたちに対して強烈な心理的アドバンテージを植え付けることを意味する。逆に、ここで敗北を味わった選手がどのように課題を抽出し、残りの2年間でカムバックを果たすのか。そのドラマのプロローグが、今まさに目の前で描かれようとしている。