台風の直撃がもたらす影響は、生活インフラの寸断だけにとどまらない。現在は米や果物、野菜などの秋の収穫期が真っ盛りを迎えている時期だ。農家にとっては1年間の苦労が数時間の嵐によって一瞬で無に帰すリスクがあり、現地では突貫作業での早期収穫やハウスの補強作業が急ピッチで進められている。
さらに、主要な高速道路が通行止めになることで、東日本と西日本を結ぶ物流の大動脈が麻痺する可能性も極めて高い。スーパーの棚から一時的に生鮮食品が消える、宅配便の配送が数日遅れるといった二次的影響は避けられない見通しだ。消費者の側にも、無用なパニック買いを避け、冷静に対応する姿勢が求められる。