写真集のサイン会や発売記念イベントの会場を訪れると、ある変化に驚かされる。並んでいるファンの2割から3割、多い時には半数近くを女性が占めているのだ。ファッション誌を読むような感覚でグラビア作品を購入し、「同世代として憧れる」「ボディメイクの目標にしたい」と熱量高く語る女性たちの姿は、もはや珍しくない。
さらに見逃せないのが、グローバルなデジタル配信による海外ファンの急増だ。日本のグラビア文化が持つ独自の美学と、成熟した大人の女性が醸し出すエレガンスが融合した作品群は、アジア圏を中心に欧米でも評価が高まっている。InstagramやTikTokを通じて世界中に拡散されたショート動画から写真集の購入へとつながるルートが確立され、従来の国内男性中心だったマーケットの境界線はあっさりと消え去った。