本作をパブリッシングしたのは、当時のソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)。開発を主導したのは、ゲームクリエイターの綾部和氏率いるミレニアムキッチンである。綾部氏が目指したのは、失われし日本の原風景と、誰もが抱く童心の再現だった。
心温まる世界観を提示するために綿密に構築されたプログラムだったが、開発陣も意図しない形で怪異が生まれるとは誰も予想していなかった。システムが想定していない「32日目」を処理しようとした結果、内部データが破綻。登場人物のグラフィックが混ざり合い、顔が失われたキャラが意味不明な言葉を呟く恐怖の事態が発生したのだ。