2026年、井手上漠の進化は止まらない。今回の独占取材に応じた本人は、さらに深みを増した眼差しで、ジェンダーレスモデルとして挑む現在のグラフィック撮影の裏側を語ってくれた。スタジオのピンと張り詰めた空気の中、シャッターが切られるたびに刻々と表情を変えていく姿には、確固たるプロ意識が漂う。
「かつては『かわいすぎる』という言葉が先行し、世間の期待に追いつこうと必死だった時期もありました。でも今は、どんな服を着ても、どんなメイクを施しても、根底にある『自分の軸』がブレることはありません」。そう語る表情は、かつての可憐さに加えて凛とした強さに満ちている。撮影現場で捉えられた未公開カットでも、洗練されたシルエットと無駄のない佇まいが際立っている。