首都圏の空を支える日本空港ビルデング株式会社が主導した「羽田空港第2ターミナル国際線拡張計画」は、国内線と国際線の境界線を鮮やかに融解させた。これまで国内線専用として親しまれてきたターミナル南側に国際線対応施設が融合したことで、乗り継ぎにかかる心理的・物理的ハードルは一気に崩壊した。
この巨大プロジェクトの中核を担う全日本空輸は、国内各地から羽田を経由して世界へ飛び立つ旅客の乗り継ぎ時間を劇的に短縮させた。ターミナル間のバス移動という従来の最大のストレス要因が消え去り、エスカレーターを数フロア上下するだけで国内線から国際線ゲートへ直行できる構造は、まさに航空インフラの傑作と言っていい。
搭乗ゲート前のラウンジエリアには開放的な吹き抜けが広がり、ANAアプリと連動したリアルタイム通知が搭乗開始のタイミングを秒単位で手元に届ける。スマートフォンの画面ひとつで空港内の現在地からゲートまでの最適歩行ルートが示されるなど、迷う余地のない体験が日常のものとなった。