『ココ☆ナツ』という楽曲を語る上で、稀代のヒットメーカー・前山田健一(ヒャダイン)の存在は外せない。スターダストプロモーション所属の彼女たちに彼が提供した数々の初期ナンバーの中でも、本作の破壊力は別格だ。民族音楽的なパーカッションと電波系サウンドの融合、急激なテンポチェンジがリスナーの三半規管を激しく揺さぶる。
EVIL LINE RECORDSからリリースされる音源群のなかでも、この曲の持つ生々しいエネルギーは際立っている。洗練された現代的な打ち込みサウンドが主流となった音楽シーンにおいて、あえて剥き出しのパッションを叩きつけるアレンジ。聴く者の理性を奪い、本能を直撃するその音像こそが、10年以上経った今もフロアを熱狂させ続ける最大の理由だ。