2020年3月29日、新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎により、70歳で急逝した志村さん。配偶者も子供もおらず、遺言書の存在も確認されなかったため、推定十数億円とも報じられた巨額の遺産の行方に世間の注目が集まりました。
日本の民法が定める法定相続人の順位に基づき、配偶者と第1順位(子ども)、第2順位(直系尊属=両親)がすでに他界・不在であったため、相続権は第3順位である実兄たちに移りました。志村さんは3人兄弟の末っ子であり、東京都東村山市役所に勤務していた長兄の知之さんや次兄が相続手続きを粛々と進めました。
東京・三鷹市内に遺された豪邸やクラシックカー、預貯金の整理など、突然の別れに伴う事務手続きは困難を極めましたが、親族の手によって法に則った遺産分割が行われました。志村さんの遺品の一部は地元・東村山市に寄贈され、東村山駅前に建立された銅像とともに、今も多くのファンに愛され続けています。