地震調査研究推進本部(文部科学省)の公式評価資料によると、福岡市直下に延びる警固断層帯(南東部)の30年以内のM7級地震発生確率は「0.3%〜8%程度」と試算されています。一見すると小さな数字に見えますが、日本の活断層評価において0.1%を超えると危険度が高いとされる中、8%という数値は「Sランク(我が国の主な活断層の中では確率が高いグループ)」に分類され、全国屈指の危険度を誇ります。
警固断層帯は、博多湾から福岡市中央区の天神・警固、南区、春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市へと南北約27kmにわたって延びています。過去の活動履歴調査では、約3,100年〜5,500年周期で大地震を引き起こしており、前回の活動からすでに約4,300年が経過していることが判明しています。いつ連動型の破壊が起きても不思議ではない臨界状態に突入していると専門家は指摘します。
福岡市内で震度速報が流れる際、震源地が玄界灘なのか内陸直下なのかによって初動対応は劇的に変わります。万が一、警固断層南東部が単独あるいは連動して動いた場合、福岡市直下でマグニチュード7.2程度、震度6強から最大震度7の直下型激震が街を襲うと予測されています。