二人の出会いは1994年、後藤さんが20歳の頃に遡ります。日本GPのイベント取材や映画のプロモーションを通じて知り合い、当時すでにF1界のトップドライバーとして世界的な名声を博していたジャン・アレジ氏が、後藤さんの凛とした美しさと知性に一目惚れしたことが始まりでした。
アレジ氏は日本語を学び、熱烈なアプローチを敢行。後藤さんもまた、情熱的で真っ直ぐな彼の人柄に惹かれていきました。1995年、人気絶頂期にあった後藤さんは日本での芸能活動を大幅にセーブし、フランスへと移住することを決断します。当時、トップアイドル・女優がキャリアのピークで海外へ拠点を移すことは前代未聞であり、連日ワイドショーを騒がせる大スクープとなりました。
異国の地でフランス語を習得し、F1サーキットを転戦するアレジ氏を献身的にサポートしながら、自らのアイデンティティを確立していった後藤さんの決断力と行動力は、単なる「玉の輿」という言葉では片付けられない強い覚悟に満ちていました。