高木ブー(本名:高木友之助)の私生活を語るうえで欠かせないのが、32年間にわたって人生を共にした妻の喜代子さんの存在です。まずは、彼らの家族構成と歩んできた道のりを整理します。
高木ブーの基本的な家族構成まとめは、本人、妻の喜代子さん、そして一人娘のかおるさんの3人家族が原点です。ふたりの出会いは1960年代初頭、彼がまだミュージシャンとして将来の保証もなく、キャバレーや米軍基地のクラブを巡回して演奏していた下積み時代にさかのぼります。
当時、周囲からは「音楽だけで食べていけるのか」と将来を危ぶまれる声が多かった中、喜代子さんだけは彼の才能と人柄を信じ、1962年に結婚を決意しました。結婚後間もない1964年、いかりや長介から熱烈なスカウトを受けてザ・ドリフターズへ加入することになりますが、過酷を極める芸能活動の裏で家庭を完璧に切り盛りし、夫の健康と精神的支柱となり続けたのが喜代子さんでした。
昭和の芸能界において、多忙や生活のすれ違いから私生活が破綻するスターが少なくない中、高木ブーはグループ内で唯一、生涯にわたり一度も離婚を経験しませんでした。自著や過去のインタビューでも「僕がのんびり構えていられたのは、家を守ってくれる女房がいてくれたからこそ」と語っており、多弁ではない彼が全幅の信頼を寄せる絶対的なパートナーだったのです。