前頭側頭型認知症の症状と性格変化の真相|初期サインと家族の接し方

前頭側頭型認知症の症状と性格変化の真相|初期サインと家族の接し方

前頭側頭型認知症の症状と性格変化の真相|初期サインと家族の接し方の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

Q1:本人が病識を持たず、受診を頑なに拒否する場合はどうすればよいですか?
A1:「認知症の検査に行こう」と説得しても100%拒絶されます。「区の健康診断の無料クーポンが届いた」「高血圧やコレステロールの詳しい数値を調べるついでに頭のMRIも撮る決まりになっている」など、別の身体的理由を口実にして総合病院や専門医へ同行させるアプローチが現実的です。事前に家族だけで医療機関の相談室や地域包括支援センターを訪れ、受診時の対応について根回しをしておくことが成功の秘訣です。

Q2:万引きなどの違法行為をして警察に連行された場合、法的な責任はどうなりますか?
A2:前頭側頭型認知症による重度の脱抑制や判断能力の喪失が医学的に証明された場合、刑法第39条に基づき「心神喪失」として不起訴処分(刑事責任能力なし)となるケースが一般的です。しかし、被害店舗への民事上の損害賠償や示談交渉は必要になります。診断書を常時携帯させ、警察や保護機関に対して迅速に「前頭側頭型認知症の罹患者である」旨を提示できる体制を整えておく必要があります。

Q3:家族や子どもへ遺伝する確率はどのくらいありますか?
A3:日本国内における前頭側頭葉変性症の大多数は家族歴を持たない「孤発性(遺伝しないタイプ)」です。欧米では3〜4割に遺伝性が認められる変異(MAPT、GRN、C9orf72など)が存在しますが、日本人における明らかな家族性FTLDの割合は数パーセント程度と極めて稀です。過度に次世代への遺伝を恐れる必要はありませんが、血縁者に同疾患や筋萎縮性側索硬化症(ALS)の多発が見られる場合は、遺伝カウンセリング外来への相談が推奨されます。

Q4:寿命や余命は一般的にどのくらいと考えればよいですか?
A4:発症からの生存期間は平均して約6年〜8年と報告されていますが、経過には個人差があり、10年以上にわたって緩やかに推移する患者もいます。ただし、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を合併するタイプ(FTD-ALS)の場合は運動ニューロンの破壊が急激に進むため、発症から2〜3年で急速に呼吸麻痺に至る傾向があります。予後を見据えた早めの終末期医療に関する意思共有が求められます。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。