ドラゴンフライ2は何が進化した?初代との決定的な違いとサイズ感を徹底解説

ドラゴンフライ2は何が進化した?初代との決定的な違いとサイズ感を徹底解説

ドラゴンフライ2は何が進化した?初代との決定的な違いとサイズ感を徹底解説について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。

今世代のラインナップにおいて最大の関心事となっているのが、通常モデルと並行して投入されたナイキドラゴンフライ2エリートの存在です。同一の「ドラゴンフライ2」という冠を持ちながら、両者は設計思想の根底において明確に異なる標的を持っています。

最大の違いは、内部に埋め込まれたプレートの剛性設計にあります。通常モデルが足裏の屈曲に素直に追従する弾力的なPebax系プレートを採用しているのに対し、エリートは完全なフルレングス・カーボンファイバー製「フライプレート」を心臓部に搭載しています。このプレートの性質がもたらす挙動の差は、ランナーの走法を激しく選びます。

エリートのプレートは初代や通常版と比べても明らかに硬質で、強烈な下肢の筋出力でプレートをたわませることができた瞬間に、爆発的な推進エネルギーを前方へと吐き出します。800mや1500mの中距離種目、あるいは5000mを13分台前半で押し通すような強靭なアキレス腱バネと筋力を備えた選手にとっては、タイム短縮の切り札となるスペックです。

しかし、踵から中足部で体重を受け止めながら一定のピッチを刻むタイプの長距離ランナーがエリートを選択した場合、剛性に脚が負け、3000m以降にふくらはぎや足底腱膜へ過度の筋疲労が集中します。誰にでも推進力を還元してくれるのは紛れもなく通常版のドラゴンフライ2であり、「エリート=上位互換」という短絡的な認識で選ぶと、後半の著しい失速を招くリスクを孕んでいます。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。