沖縄の空港で国内線搭乗客が免税ショッピングを楽しめる背景には、2002年の沖縄振興特別措置法改正によって創設された「特定免税店制度(沖縄免税制度)」という国家的な特例措置が存在します。沖縄の観光振興と経済自立を目的として導入されたこの制度により、沖縄県外(本土や離島以外の他府県)へ出発する旅客に対し、輸入商品にかかる関税が免除された価格での販売が法的に認められています。
「海外旅行者や外国人観光客しか使えないのでは」という誤解が根強く残っていますが、沖縄免税店は国内線の搭乗者であれば誰でも買えるのが最大の特徴です。東京、大阪、福岡など県外行きのフライトチケットを保持している日本人旅行者はもちろん、出張中のビジネスパーソンや沖縄県民であっても、県外へ渡航する旅程であれば全く同等の免税特典を享受できます。
免税の適用基準には一定の法的ルールが定められています。沖縄特定免税店制度の上限額は、原則として「1人1回の県外退出につき、免税対象商品の小売価格合計が20万円まで」と定められています。この20万円という枠内であれば、年間での利用回数制限はなく、沖縄を訪れるたびに何度でも利用可能です。