検索エンジンやSNSにおいて、「松濤 芸能人 住んでる人」「松濤 豪邸 誰の家」といった関心は常に上位を占めます。実際に松濤を歩いて目に飛び込んでくるのは、表札が出ていない大邸宅や、会社名義・財団名義で登記された要塞のような個人邸です。
その筆頭格として知られるのが、麻生太郎元首相の私邸です。敷地面積は約2,400㎡(700坪以上)とも報じられる圧倒的な規模を誇り、重厚な洋館風の佇まいは街の象徴的なランドマークとなっています。敷地周辺には24時間体制で警衛の警察官が配置されており、この存在そのものが街全体の防犯抑止力として機能している点は、地元住民や不動産関係者の間でも共通認識となっています。
芸能界や音楽界においては、かつて森進一・森昌子夫妻の邸宅があったことで広く知られ、国民的ロックバンドB'zのボーカリスト・稲葉浩志氏の自宅スタジオ兼邸宅が構えられていることでも有名です。さらに、メルカリやサイバーエージェントをはじめとするメガベンチャーの創業者、楽天グループ幹部、大手金融ファンドの代表など、現代の日本経済を動かすトップリーダーたちが多数本拠を構えています。
一方で、ネット上に氾濫する「松濤の豪邸画像」「誰かの自宅流出」といった情報の信憑性には注意が必要です。多くの豪邸は道路境界からセットバックされ、2メートル以上の石垣やコンクリート塀、植栽によって内部の様子は一切外部から伺い知ることができません。ネット上で拡散されている画像の多くは、建築雑誌に掲載された設計事例や過去の売却募集時のアーカイブ、あるいは外資系大使館(かつてのギニア大使館など)の建物が誤認されたケースが散見されます。極めて高いプライバシー保護意識が浸透しているからこそ、外部からの好奇の目が都市伝説を生みやすい構造になっていると言えます。