ルーブル彫刻美術館についてネット上で散見される誤解として最も多いのが、「単なる無許可のパチモン展示ではないか」という疑念です。
これについては明確に否定できます。同館の設立にあたっては、フランス政府およびルーブル美術館本館の正式な契約文書に基づき、ルーブル美術館彫刻部門の技官が現地および館内において直接指導・設置を行いました。敷地内には、当時のルーブル美術館館長をはじめとする関係者の公式メッセージや記念プレートが設置されており、正真正銘の公認姉妹館であることが証明されています。
また、「彫刻に一切触れてはいけないのか」という点についても誤解があります。貴重な美術品保護の観点から原則として無暗な接触は推奨されませんが、一部の展示コーナーでは視覚障がい者の方や触覚で美を感じたい方向けに、実際に手で触れて大理石の質感や彫の深さを確かめられる作品も用意されています。美術教育の裾野を広げたいという創設者の理念が現在も息づいています。