丈の短いトップスは、もはやウィメンズ市場だけの局所的トレンドではありません。メンズファッションにおいても「メンズショート丈Tシャツ」の検索ボリュームが前年比で急激に伸長しており、ストリートシーンからきれいめモードまで定着が進んでいます。
従来のメンズTシャツは着丈70cmを超えるオーバーサイズが主流でしたが、重心が下がりすぎて「脚が短く見える」「だらしなく見える」という課題を抱えていました。そこで登場したのが、「身幅はワイドなまま、着丈だけを58〜62cm前後にカットしたボクシーシルエット」です。
韓国ストリートファッションの影響や、骨格ウェーブ体型の男性によるスタイルアップ需要が後押しとなり、ワイドストレートデニムやカーゴパンツに短丈Tシャツを合わせる着こなしが定番化しました。男女の境界線を越え、「プロポーションを美しく見せるための普遍的なツール」として再定義されたことが、短丈ブームの息の長さの決定打となっています。