交際発覚から結婚に至るまでの約5年間、ネット上や一部週刊誌では様々な憶測やネガティブな報道が相次ぎました。特に検索エンジンで頻出する「宗教」や「両親との確執」といったキーワードは、当時のセンセーショナルな見出しが生み出した典型例といえます。
報道各社の当時の取材記録を精査すると、発端は観月さんの親族や知人が古くから親しんでいた特定の霊能者・占い師へアドバイスを求めていたというエピソードでした。これがメディアによって「新興宗教に傾倒している」「錦織陣営をコントロールしようとしている」といった文脈に拡大解釈され、過激な活字として独り歩きしたのが真相です。
また、錦織選手の実父が過去の取材で発した慎重なコメントも「結婚猛反対」として切り取られましたが、実態は「世界を転戦する過酷なプロ生活に集中してほしい」という親心からの発言でした。富山県内で手広く事業を営む裕福な家庭で育った観月さんの実家に対しても様々な詮索がなされましたが、実際には礼儀作法を重んじる堅実な家庭環境であり、事実無根のバッシングが長期にわたり本人たちを苦しめた構図が見て取れます。