足裏トラブルでは「タコ(胼胝・べんち)」も頻繁に見られます。これら3つの病態の違いを整理すると以下の通りです。
胼胝(タコ):靴の圧迫や摩擦など外的な刺激によって角質が全体的に分厚くなった状態。内部に芯はなく、通常は強い痛みも伴いません。
鶏眼(魚の目):局所的な圧迫によって角質が皮膚の深部に向かって円錐状に硬化し、先端が神経を刺激して激痛をもたらす状態。芯が存在します。
尋常性疣贅(イボ):ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚の微細な傷口から基底層に感染して増殖する良性腫瘍。芯はなく、ウイルス性の血管増殖が見られます。
タコや魚の目は物理的な刺激が原因となる非感染性疾患ですが、イボは他者や自身の別部位にうつる感染症であるという根本的な違いを認識しておくことが肝要です。