ネット上の簡易的な解説記事やQ&Aサイトで頻繁に見受けられる誤解が、「関係副詞 how は the way を先行詞にして修飾する」という説明です。これは明確な誤りであり、現代標準英語では重大な文法違反とみなされます。
関係副詞howとthe wayの違いにおいて最も注意すべきルールは、「the way と how は絶対に並置して使えない」という事実です。現代英語では、以下のいずれかの形式をとらなければなりません。
- This is the way he solved the problem.(the way 単独)
- This is how he solved the problem.(how 単独)
- This is the way in which he solved the problem.(前置詞+関係代名詞)
- × This is the way how he solved the problem.(文法的に完全な誤り)
学校英語で形式上「先行詞 the way / 関係副詞 how」と教えられるケースがあるため、「the way how」と書いてしまう受験生が後を絶ちません。現代の記述・英作文採点では確実に減点対象となるため、厳重な警戒が求められます。
さらに、関係詞の制限用法と非制限用法(継続用法)の区別も学習者がつまずきやすい領域です。コンマを伴う非制限用法は、先行詞の情報を単に「補足説明」する機能を果たします。関係代名詞では which, who, whom が非制限用法で使用可能ですが、前述の通り that は使用できません。関係副詞においては、where と when には非制限用法が存在しますが、why と how には非制限用法(, why / , how)が存在しないというのも、資格試験で差がつく重要な盲点です。