口輪筋の発達しすぎで口元もっこり?顔トレ逆効果の真相と解消法

口輪筋の発達しすぎで口元もっこり?顔トレ逆効果の真相と解消法

口輪筋の発達しすぎで口元もっこり?顔トレ逆効果の真相と解消法について見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。

ネット上の美容掲示板やSNSで囁かれる「口輪筋を鍛えすぎるとサル顔になる」という噂は、残念ながら都市伝説ではなく解剖学的な裏付けのある事実です。唇の周囲をドーナツ状に取り囲んでいる口輪筋は、口を閉じたりすぼめたりする際に機能する重要な筋肉ですが、厚みとしてはわずか数ミリ程度の非常に繊細な組織に過ぎません。

この筋肉に対して毎日何十回、何百回と強い負荷をかける運動を繰り返すと、筋肉の線維が太くなる筋肥大を起こすだけでなく、慢性的な筋緊張(スパズム)状態に陥ります。筋肉が収縮して硬く盛り上がると、唇の上下と周囲の皮膚が外側へと押し出され、横から見たときに唇周辺がモッコリと前方へ突出したシルエットを形成してしまいます。これが、口輪筋発達サル顔の真相として指摘される物理的プロセスの実態です。

さらに見逃せないのが、口ゴボと口輪筋の関係です。もともと日本人は下顎が後退していたり上顎前突の骨格傾向を持っていたりする割合が高い民族です。骨格的な突出感がある口元に、筋トレによる筋肉の厚みが上乗せされることで、突出した印象が一気に強調されてしまいます。「口元を引っ込めたい」「締まりを良くしたい」と励んだトレーニングが、皮肉にも口元もっこりの原因そのものを作り出してしまう構造が存在します。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。