蜘蛛に噛まれた時の症状と危険な毒グモ一覧|応急処置と受診目安

蜘蛛に噛まれた時の症状と危険な毒グモ一覧|応急処置と受診目安

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日本国内で人間に対して臨床的に問題となる毒グモは、ごく限られています。街中や家屋内で見かけるクモが危険種なのか、それとも無害な益虫なのかを冷静に見極めることが第一歩となります。

クモの種類特徴的な外見・毒性成分主な生息場所・活動時期編集部の見解・危険度判定セアカゴケグモ
(外来種)体長約10mm(メス)。光沢のある黒色で背面に鮮やかな赤色の帯状斑。有毒成分は神経毒α-ラトロトキシン。日当たりが良く暖かい側溝のフタ裏、プランターの底、エアコン室外機裏。春〜秋に活発化。【危険度:高】
全国各地で確認。刺された直後は軽症でも数時間後に激痛・多汗・筋痙攣へ進展。ハイイロゴケグモ
(外来種)体長約10mm。灰褐色から黒色で腹部背面に不規則な斑紋。腹面には砂時計型の赤色斑。神経毒を保有。港湾部、自動販売機の裏、コンクリートブロックの隙間、人工物の物陰。【危険度:高】
セアカゴケグモと同属の強毒種。攻撃性は低いがうっかり触れる事故が多発。カバキコマチグモ
(在来種)体長10〜15mm。黄褐色〜赤褐色の頭部と太い牙。神経毒と溶血毒の複合成分を持つ。ススキやアシなどイネ科植物の葉を巻いた巣。初夏(6〜7月)の産卵期は攻撃性が極めて高い。【危険度:中〜高】
在来種最強の毒を持つ。激痛、発赤、腫れが数日続き、重症例では水ぶくれや頭痛を伴う。アシダカグモ
(在来・屋内部)脚を広げると100〜130mmに達する巨大蜘蛛。灰褐色で網は張らない。毒性は極めて微弱。屋内の天井、壁、家具の隙間。夜間にゴキブリなどを捕食するために活動。【危険度:極小(無害)】
見た目は威圧的だが温厚。捕まえようと強く圧迫しない限り噛まない益虫。

自治体の環境衛生課や厚生労働省の公開資料によれば、セアカゴケグモは1995年に大阪府で初めて確認されて以来、現在ではほぼ全国40以上の都道府県で生息が確認されています。都市部の公園のベンチの裏や、住宅街の側溝の金属製グレーチングの隙間など、身近な人工構造物に潜んでいるケースが多いため、素手で暗がりを触らない配慮が求められます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。